ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
私は10年間、歯科衛生士という医療系専門職で働いてきました。
現在は、子育てと仕事の両立のため在宅ワークに挑戦しています。
専門職の仕事は、長時間勤務や休みの取りづらさなど、ママにとっては働きにくい職種だと感じていました。
今後の働き方を模索する中で出会ったのが、在宅ワークでした。
家族との時間を大切にしながら働ける理想の働き方だと思いました。
でも、在宅ワークへの挑戦はすぐに決断できたわけではありません。
「私に違う仕事なんてできるの?」
「せっかく資格を取ったんだから、続けるべき?」
一歩を踏み出すのが怖かったんです。
しかも、医療の現場しか知らなかった私にとって、パソコンを使う仕事は未知の世界。
でもやっぱり、「働き方を変えたい!」と決意。
いろいろと不安はありましたが、昨年から在宅ワークを始めました。
このブログでは、私の在宅ワークへの挑戦をリアルにお伝えしていきます。
なぜ、「資格に縛られない働き方」に挑戦することを決めたのか?
その経緯を、自己紹介とともにお伝えしていきます。
基本情報
名前:まきの
職業:元歯科衛生士
家族:夫と3歳の娘(2025年1月現在)
好きなもの:コーヒー、チョコレート
憧れの仕事。でも、理想と現実のギャップに悩む

幼少期~:理不尽な環境に馴染めずに孤独
父、母、2歳年下の弟、祖母の5人家族。
ごく普通の家庭に生まれました。
小さいころから、周囲に流されず色々と考えるタイプでした。
「みんな、本当はこう思ってるんじゃない?」「これってそもそも正しいの?」と考えてしまうのです。
今でこそ、周りの空気に合わせられるようになりましたが、子どものころは苦労しました。
一番大きな出来事は、小学校6年生のクラスで起こった、学級崩壊。
クラスが荒れ、先生が生徒からいじめられる状況になりました。
私は、どうしても見て見ぬふりができなかったのです。
「そんなことやめたら?」
そのひとことを言ってしまい、私は仲間外れの対象になってしまいました。
「周りに合わせられない私って変なのかな?」「でも、先生のこと嫌いじゃないのにな」そんな事を考えていました。
中学でも、周りへの違和感は変わりませんでした。
みんなのリーダー的な子に嫌われると、誰かが順番に仲間外れにされるような部活に入ってしまったのです。
昨日まで普通に話していたのに、無視される。そうかと思えば、普通にもどる。
私にとってつらい中学校生活でした。
でも、どこかでその環境に負けたくない自分がいました。クラスでは学級委員をやってみたり、自分の居場所や存在価値を別のところで見出していました。
その経験を通じて、周りを変えようとするのではなく、自分が動いて環境を変えることが大切だと気づきました。
高校時代:やりたいことあるんで、大学には行きません。
高校時代は、平和な学生生活を過ごしました。
しかし、私にとって本当の居場所はアルバイト先でした。
学校が嫌いだったわけではないのですが、年上の人たちに囲まれる環境のほうが居心地がよかったのです。
そしてなにより、働くことが楽しかったので、高校卒業後はすぐに社会に出たいと考えていました。
目指したのはエステティシャン。
当時放送されていた、「エステで女性を美しくする」というテレビ番組の影響でした。
人を輝かせるステキなお仕事だと、憧れを抱きました。
推薦で大学進学も可能だったので、担任の先生からは反対されました。
それでも、「やりたいことが決まっているし、早く手に職をつけて働きたい」という気持ちは変わりませんでした。
高校卒業後は、大手エステティックサロンのスクールに1年間通い、そのまま就職しました。
お客様の役に立ちたいのに、求められたのは営業
しかし、就職して待っていたのは、理想とは違う現実でした。
会社の雰囲気は
「お客様のため」ではなく、「売上のため」に。
お客様に必要でない商品やコースでも、必死に営業しなければならなかったのです。
(もちろん、すべてのエステサロンがそうではないと思います)
本当にお客様の役に立つものだけを提案できたら、もっと喜んでもらえるはずなのに…。
強い憧れがあった仕事だったからこそ、違和感が溜まっていきました。
加えて、朝も夜もトレーニング。休憩時間もほとんどない、過酷な環境でした。
そんな職場に心身ともに疲れ果て、退職を決意しました。
エステティシャン時代に感じた、無理な営業への違和感。
人のために働ける仕事をしようと決意しました。
働くことのやりがい。コロナ禍で失った私の価値

もっと専門的に。歯科を一生の仕事にする決意
エステティシャンを辞めた後、歯科助手として働き始めました。
医療職なら無理な営業もなく、人のために働けると考えたからです。
歯科助手の仕事はやりがいを感じ、「歯科の仕事を一生の仕事にしよう」と思うほど充実していました。
・もっと専門的な業務がしたい。
・長く続けられる安定がほしい。
そのためには、歯科衛生士の資格が必要だと気づきました。そこで思い切って衛生士専門学校に入学し、国家資格を取得。
こうして歯科衛生士としてのキャリアが始まったのです。
ただの「歯のお掃除屋さん」ではない。見つけたやりがい
歯科衛生士の仕事は、自分の手で患者さんのお口の健康を守り、笑顔を増やせる仕事です。
歯科助手のときに比べ、さらなるやりがいにあふれていました。
「私の生きがいは仕事だ!」そんなふうに思っていたんです。
しかし、数年がたち、日々の業務をこなしていくうちに、次第にやりがいを感じなくなっている自分がいました。
患者さんのためになる仕事がしたかったはずなのに、気付けば業務が作業のようになっている…。
ただの「歯のお掃除屋さん」になっていたのです。
そんなとき、現在の夫と出会いました。結婚を意識して付き合い始めたこともあり、将来について考えるようになります。
結婚・出産後も働き続けたいと考えましたが、当時働いていたクリニックは育休の制度がなく、転職を決意。
転職先として選んだのは、新規開業の予防歯科でした。育休を導入する予定とのことで、安心して入職しました。
医院の立ち上げから、歯科衛生士の中心として活動しました。
どうしたら患者さんに予防の大切さが伝わるか?試行錯誤しながら、患者さんと向き合いました。
患者さんの意識がみるみるうちに変わり、口腔内が改善していく。そんな姿に、これまでにないやりがいを感じました。
患者さんからの感謝の声をいただくことで、歯科衛生士としての自信を取り戻すことができました。
夫と結婚し、主婦としての生活も始まりました。
帰宅後に家事をするのは大変でしたが、仕事もプライベートも充実した日々。
「子どもができたとしても、この仕事を続けていきたい。」そう思っていました。
泣きながら夫に相談した日。私の人生を変えた決断
しかし、突然状況が変わります。新型コロナウイルスの流行です。
未知のウイルスへの新しい対応に追われ、院長の雰囲気は常にピリピリ。私たちスタッフもストレスを感じながら診療していました。
夫がリモートワークで働くようになったため、「出勤しなければ働けない仕事」に対しての違和感も感じていました。
当時はワクチンも普及していなかったので、感染のリスクと隣り合わせ。
妊活中だったこともあり、大きな不安を抱えていました。
追い打ちをかけるように、医院の収入減により、予定していた福利厚生の導入が見送りに。このまま妊娠しても育休は取れないことになってしまいました。
妊娠したら仕事はどうしよう。コロナ禍で転職もできない。
とはいえ、年齢的にも妊活を先送りにできない。
頭の中がぐちゃぐちゃでした。
そしてストレスが限界に達し、「仕事を辞めたい」と泣きながら夫に相談しました。
退職を決意してすぐ、妊娠が発覚。ストレスから解放されたからかもしれません。
今後のキャリアの心配もありましたが、それを忘れるほどうれしかったです。
つわりに耐えながら働き、無事に退職。
翌年、長女を出産しました。
歯科衛生士はやりがいのある仕事。しかし、
コロナ禍と妊活によるストレスで退職を決意しました。
子育ては楽しい。だけど、働く私を取り戻したい

社会から取り残される不安。働けない自分に価値はある?
出産後は専業主婦として子育てに専念していました。生活は楽ではありませんでしたが、子どもと過ごす時間は何よりも幸せでした。
自宅保育ができたことで、成長を身近に感じることができました。
趣味や生きがいのない私にとって、仕事以外ではじめて夢中になれたのは子育てでした。
「娘をどうしたら幸せにできるか?」毎日そんなことばかり考えていました。
でも、ふと気がつきました。
自分の価値を子育てにしか見いだせなくなっていないか?
「わたし」という人間から「ママ」という人間になってしまったような感覚でした。
正直、「本当は働きたい」という気持ちは、常に持ち続けていました。
3年も働けなかったことで、社会に取り残されているような不安もありました。
とはいえ、働いていないと保育園に入れるのは難しく、「育休があればよかったのに」と何度も思いました。
子育てとの両立を考えると、歯科衛生士に戻るならパートであっても苦労する。
少人数の医院が多く、急な休みが取りにくいのです。
「歯科衛生士にならなければよかった。」
「もっと時間や休みの融通の利く仕事を選べばよかった。」
自分の選んだ道を後悔していました。
しかし、よく考えてみると、
「歯科衛生士として働く」という前提で仕事を諦めていたことに気がつきました。
安定を求めて資格をとったのに、捨てちゃうの?
せっかく資格があるのに、活かさないともったいない?
資格に縛られていたのかもしれません。
「私は本当は働き方を変えたいと思ってるんじゃない?」
「資格を活かさなければという考えってそもそも正しいの?」
「こうすべき」ではなく自分の心に素直になったら、道がひらけた気がしました。
では、「他に自分にできることがあるのか?」と考えていたときに、
インスタで在宅ワークという選択を知りました。
コロナ禍で夫がリモートワークをしていたときには、まさか自分にもできるなんて考えてもいませんでした。だけど、私にもできるかもしれない。
家で子育てと両立しながら働ける、夢のような働き方だと思いました。
スキルゼロから在宅ワークへの一歩を踏み出す
在宅ワークの存在を知ってからも、なかなか踏み出せませんでした。
一般の会社に勤めたことがなく、パソコン・ビジネススキルすらないので、自分にできるのか不安でした。
新しいことにチャレンジするのは勇気がいることです。
今の私にとって、一番大切なのは娘の笑顔。
働くなら、家庭との両立は絶対条件。在宅ワークならそれが叶う気がする!
数か月たちましたが、やっと決意できました。
しかし、何から始めたらいいかわからない…。
そこで自己流で始めるのではなく、スクールでスキルを身につけることにしました。
結果的には大成功。ひとりで始めていたら途中で挫折していたかもしれません。
最初にやるべきことが明確になり、少しずつ前に進むことができたのです。
お仕事に必要な知識をそのスクールで学びながら、在宅ワークをスタート。
学びと実践を繰り返すことで、「私にもできるかもしれない」と思えるようになりました。
子育てとの両立できる働き方がしたい!
ゼロから学んで、在宅ワークを始めました。
自分の価値を高め、在宅ワークで安定収入を目指す

現在は、少しずつ在宅ワークのお仕事をいただけるようになってきましたが、
もっと収入を上げたい。やりがいのある仕事がしたい。
そう感じるようになりました。
そんなときに、所属しているスクールでWebマーケティングを学べるコースが始まることに。
Webマーケティングってなに?と最初は全くイメージできなかったのですが、
Webを使って在宅ワークをするには必要な知識であり、希少性もあるスキルだと知り、大きな魅力を感じたのです。
(詳しいWebマーケティングについての説明は、今後お伝えしますね)
「資格だけじゃない自分の強み」を身につけ、安定的に収入を得たいと考え、受講を決意。
これから本格的にスキルアップしていきます。
おわりに
私が在宅ワークを選んだのは、家族との時間を大切にした働き方をするためです。
歯科衛生士の仕事を続けていたら、両立は実現できなかったと思います。
しかし、これまでの私は資格以外の働き方に自信がなく、一歩踏み出せずにいました。
これまで積み上げてきたものを捨てる勇気がなかったのです。
フリーランスになることには、もちろん不安はありました。
しかし、時代が変わっても求められるスキルを身につければ、新たな安定を手に入れることが可能だと感じています。
私はこれから、在宅ワークで、諦めていたキャリアを積み上げていきたいと考えています。
今後の目標は、
・資格に縛られない、新しい自分の強みを見つける
・在宅ワークで前職以上の収入を得る
・家族の笑顔を大切にする働き方を実現する
私の挑戦は、まだ始まったばかりです。
このブログで、これからの私の成長記録を見守っていただけたらうれしく思います。
そしてそれが、今後同じような働き方を目指す専門職ママの背中を押せるきっかけになれば、と思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。