マインド

【あなたのせいじゃない】マルチタスクができない私が見つけた「ゆるく整える」5つのヒント

やらなきゃいけないことが多すぎて、いつも時間に追われてる気がする。

子どもとの時間も、自分の時間も、もっとゆっくり過ごしたいのに、
「早くして!」ばかり言ってしまって、笑顔の余裕もなくなってる。

「時間の使い方、下手すぎる」
「家事も仕事も育児も、全部中途半端…」
「マルチタスクができない私は、要領が悪いのかも」

そんなふうに、自分を責めていませんか?

でも、主婦業ってものすごく複雑。
ごはん作りながら、子どもを見て、洗濯まわして…

それって、もう立派なマルチタスクです。

「できない」のではなく、「やりすぎてる」のかもしれません。

本当に大事なのは、「時間をどう使うか」ではなく、
「どう切り替えるか」を意識すること。

とはいえ、その切り替えこそ難しいんです。

時間管理術やタスク管理アプリは、どれもハードルが高く感じますよね。
私も、ツールを使った時間管理は何度も挫折してきました。

でもそんな私でも、「やらなきゃ」を手放す小さな工夫で、
少しずつ気持ちと時間に余裕が生まれてきました。

今回は、ツールに頼らなくてもできる「ゆるい切り替え術」のヒントをお届けします。

「マルチタスクができない」のは当たり前。むしろ手放した方がうまくいく

SNSで「マルチタスクが苦手な人の特徴」を調べると、
「発達障害」「脳の特性」など、ちょっとドキッとする言葉が並んでいるのを見たこと、ありませんか?

「もしかして私って…?」と不安になることもありますよね。

でも実は、「マルチタスクができない」のは、すごく普通のことなんです。

脳科学の世界では、人間の脳は同時にいくつものことを処理するのが苦手だと言われているそうです。

マルチタスクをしているつもりでも、実はそれは「高速の切り替え」をしているだけ。

だから「同時にいろいろこなさなきゃ」と思うほど、脳が処理しきれなくなってしまいます。

つまり、マルチタスクができないのは、あなたの問題ではなく、
脳の仕組みに反したやり方を頑張ってしまっただけなんです。

だからこそ「全部同時にこなす」ことを目指すのではなく、
「今はこれに集中する」「終わったら次に切り替える」
という切り替えが、毎日をうまく回すカギになります。

「マルチタスク」より、「意識の切り替え方」が大事だった!

マルチタスクができないと悩む人は、意識の切り替えが苦手な場合が多いです。

たとえば、子どもと遊びながらも、
「ここ汚れてるな」と思って、つい「ちょっと待ってて」って言っちゃう。
そんな経験、ありませんか?

家事モードに入ると、あれもこれも気になってきて…
気づけば、遊ぶ時間がなくなってしまうことも。

そして、
「ママはいつもあそんでくれない」
とぼそっと言われて、ハッとする。

こんなふうに、あれもこれも上手くやろうと考えるほど、どれも中途半端に…。
そして1日の終わりには、「ちゃんとできなかった」とモヤモヤが残ってしまうんです。

だからこそ、
「これもやらなきゃ」
「さっきの、やりかけてたやつ…」
「あとで忘れそう…今のうちにやっちゃおうかな」
って、次々と湧いてくる気持ちにストップをかけることが必要なんです。

切り替えができるようになると、今やるべきことに集中できるので、結果として達成感が得られるようになります。

マルチタスクをしようと頑張らずに、「切り替え力」を身につけてみませんか?

切り替え力アップに、効果があった5つの方法

「切り替えが大事」といわれても、どうしたらいいか迷いますよね。

気持ちの問題だけでなく、実際に行動できる方法がないとうまくいきません。

とはいえ、時間管理を調べて出てくる方法は、
「タスクを細分化し、重要度を判断して…。」
正直、こんなに完璧にやるのはハードルが高く感じてしまいます。

私自身も、ツールを使う方法も試したものの、長続きできませんでした。

でもそんな中で見つけたのは、小さな行動や意識でスイッチを入れる、ゆるい切り替え術です。

ここからは、私でも継続できている、日常に取り入れやすい切り替えのコツをご紹介します。

とりあえずメモで忘れない仕組みをつくる

家事や育児、仕事をしているときに
「あれ、やってなかった」と別のことが気になる瞬間、ありますよね。

でもそのまま行動に移すと、今やっていることが中途半端に。
かといって「あとでやろう」と思うと、すっかり忘れてしまうことも…。

そこで、「思いついたら即メモあとで回収」をルールにしてみましょう。

その場にスマホしかなければ、スマホのメモでもいいのですが、
私のおすすめは、紙やホワイトボードなどを使うこと。

スマホにメモしようとしたのに、気づいたらSNS開いてた…ってこと、ありませんか?

私は、めちゃめちゃあります。笑

アナログなら余計な脱線を防げるし、
「忘れたくないから、今すぐやらなきゃ!」という必要もなくなります。

思いついたら、すぐメモ。
これだけで、目の前のことにちゃんと集中できるようになりますよ◎

声や動作で「切り替えスイッチ」を入れる

集中したい場面や、気持ちを切り替えたいタイミングで、
小さな「合図」を自分に出すことで、脳にスイッチが入ります。

私は在宅ワークをしているので、仕事と家庭の境界があいまいになりがちなのが悩みでした。

そこで、こんな感じで切り替えスイッチを入れるようにしています。
・仕事をする前に、コーヒーを淹れる
・「はい、仕事はおしまい~」と声に出して宣言する
・子どもと遊ぶ前に、スマホを定位置に置きにいく

こういったちょっとした行動や言葉があるだけで、
気持ちがスムーズに切り替わって、自然と次の行動に集中しやすくなります。

ゆるく時間割をつくって、今やることだけ意識する

切り替えがうまくいかない原因のひとつは、
「今、何をする時間なのか?」があいまいなこと。

そのため、1日の時間割をざっくりと決めておくのがおすすめです。

09:00    子供を送って買い物へ
10:00まで  掃除・洗濯
12:00まで  仕事
14:00まで  夕飯の下ごしらえ・洗濯物たたむ→お迎えへ

こんな感じで、簡単に予定を立てておくだけでオッケー。
そうすれば、何をするか迷わないし、気持ちの切り替えもしやすくなります。

また、毎日のやることはできる限りルーティン化してしまえば、いちいち考える必要がなくなるので、ぐっとラクになります。

もちろん、思い通りにいかない日があっても大丈夫です。

ゆるく枠を決めておくだけでも、「全部同時にやらなきゃ」の焦りから解放されますよ。

ゆるポモドーロで、集中と休憩にメリハリをつける

ポモドーロとは、「25分作業+5分休憩」を繰り返す集中法です。
短時間で区切ることで、ダラダラせず集中しやすくなります。

25分集中して作業して、5分の休憩のときにはしっかり気分転換を。
ストレッチしたり、ちょっとした家事をするのもおすすめです。

だけどママたちには「25分間中断ナシ」はハードルが高く感じてしまうかもしれません。

そんなときは、ゆるくアレンジして使ってもいいんです。

たとえば、「15分だけ集中→5分ぼーっとする」など、自分のやりやすい方法で試してみてくださいね。

また、どうしても仕事や家事で集中して作業したいのに、子どもが「あそぼう」と声をかけてくることありますよね。

そんなときは、YouTubeにお世話になる人も多いのではないでしょうか?

でも、YouTubeだと終わりなく見続けてしまうこともあるんですよね。
子どもも集中してるから、こっちも「まだいいか」となりがちで…。

そんなときおすすめなのは、録画した「おかあさんといっしょ」です。

子どもにも、「1回だけ見てて」と終わりがわかりやすいですし、
私たちもちょうど25分、集中して取り組めます。

ぜひ、お子さんの好きなアニメなどで試してみてくださいね。

「今やらないこと」をあえて決めておく

やることを決めるのも大切ですが、意外と効果的なのは、「しないこと」を決めておくことです。

たとえば私は、
・家事の間にSNSをチェックしない
・子どもと遊んでいるときは、スマホは見ない
・仕事中は洗濯物が気になっても手を出さない

こんな感じで、ついつい脱線しがちなポイントを整理しておくことで、
グッと集中しやすくなりました。

きっとそれぞれ、ついやっちゃうことがあると思います。

ぜひ、あなたなりの「やらないこと」も見つけてみてくださいね。

できない日があったっていい。マルチタスクを手放して、頑張りすぎを脱出しよう

これまで「マルチタスクができない」自分に落ち込んでいませんでしたか?

でも、「できない」んじゃない。「頑張りすぎてる」だけだったのかもしれません。

全部うまくやらなきゃと思わなくて大丈夫。少し肩の力を抜いてみませんか?

切り替えができるようになれば、きっと暮らしが整うはずです。

でも、最初はうまくいかなくて当たり前。

今回お伝えした方法を、できそうなことからひとつだけやってみてくださいね。

少しずつ、あなたの気持ちがラクになりますように…。