「クラウドワークスの応募メッセージ、なにを書けばいいかわからない」
「失礼なことを書いて落とされたくない…」
クラウドワークス初心者や、何度か応募しても採用されないときって、応募メッセージの正解に悩みますよね。
とくに実績がないうちは、「何をアピールすればいいのか分からない」と手が止まってしまうことも。
私自身も、最初は応募メッセージに苦戦し、何度も改善を繰り返してきました。
今では、それぞれの案件に合わせて応募メッセージを調整できるようになり、クラウドワークスでの受注率もアップしています。
この記事では、クラウドワークス初心者でも安心して使える応募メッセージのテンプレートと、受注率をアップさせるためのコツや注意点など、
応募メッセージの悩みを一気に解消できる内容をまとめています。
「どんな応募メッセージがいいかわからない」とお悩みのあなたは、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
初心者でも安心!クラウドワークス応募メッセージのテンプレートと基本の書き方

まずは全体の流れをつかもう|応募メッセージの基本構成
応募メッセージを書くときに「何から書けばいいの?」「どの順番で伝えればいいの?」と迷いますよね。
まずは、おすすめの基本の構成をご紹介します。
応募メッセージの基本構成
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宛名・あいさつ
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応募理由・案件への関心
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自分にできること・関連する経験
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稼働可能な時間や連絡スピード
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やり取りへの姿勢(丁寧さ・誠実さ)
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締めの一言
この順番で考えていけば、相手に必要な情報が自然に伝わります。
それぞれの項目については、次の章で詳しく解説していきますので、今は「全体の流れ」をざっくりつかんでおけば大丈夫です。
ちなみに、クラウドワークスのメッセージ画面にもテンプレートがありますが、無理に使う必要はありません。
よろしければ、この記事のテンプレートをベースに、自分らしくアレンジして使ってみてください。
また、ここで紹介しているのはあくまでも基本的なパターンです。
募集要項に応募時の「記載必須項目(質問項目など)」がある場合は、そちらを優先して必ず記載しましょう。
初心者向けテンプレート例文|このまま使ってもOK
①事務作業やサポート系に使える応募メッセージ例文(時給制案件向け)
データ入力・顧客対応・リスト作成などの事務案件におすすめです。
〇〇様(※募集文に名前がない場合は「ご担当者様」でOKです)
はじめまして。〇〇と申します。
ご依頼内容を拝見し、自分の事務スキルが活かせると感じ、応募させていただきました。
事務職の経験があり、基本的なパソコン作業には慣れております。
正確性とスピードを意識して、丁寧に対応いたします。
【稼働状況】
・対応可能時間:平日10:00〜16:00(最大4〜5時間)
・チャット返信:基本的に当日中に対応可能です
業務にあたっては、丁寧な報連相と柔軟な対応を心がけております。
長期的に継続してご協力できればと思っておりますので、
ご検討いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
②ライティング案件に使える応募メッセージ例文(初心者OK)
ライティング系やリサーチ・アンケートの案件におすすめです。
〇〇様(※募集文に名前がない場合は「ご担当者様」でOKです)
はじめまして。〇〇と申します。
ご依頼内容を拝見し、〇〇というテーマに関心があり、ぜひお力になれればと思い応募させていただきました。
実務経験はまだ少ないですが、これまでに〇〇の経験があり、本件でも活かせる部分があると考えております。
【稼働状況】
作業時間:平日10:00〜14:00(1日3〜4時間程度)
チャット返信:基本的に当日中に対応可能
納期:ご指定に合わせて柔軟に対応いたします
丁寧なやり取りと、誠実な対応を心がけております。
ご検討いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
クラウドワークス応募メッセージで書くべき項目と、それぞれの考え方

テンプレートがあっても、自分の場合はどうやって書くの?と疑問に思いますよね。
「なぜこの内容が必要なのか?」を理解しておくと、自分に置き換えて考えやすくなります。
ここでは、応募メッセージの中で書いておきたい6つの項目について、それぞれの考え方とポイントを紹介します。
自己紹介は「安心感」が伝わればOK
最初の自己紹介は、自分をアピールするというよりも、「ちゃんとした人そうだな」と思ってもらうための一言です。
年齢や家庭状況などは発注者からの要望がなければ不要です。
むしろ、「専業主婦で育児の合間に~」など余計な情報を記載したことで、不安を与える場合もあります。
本名フルネームを使う方が信頼されやすい傾向はありますが、ニックネームでも応募自体に問題はありません。
私自身は「まきの」という名前で応募することもありますが、特に不利に感じたことはありません。
読みやすく、わかりやすい名前にしておきましょう。
応募理由・案件への関心をひと言添える
応募理由は、応募文の中でも見落とされがちですが、実はとても大切です。
「なぜこの案件に応募したのか?」がひと言あるだけで、募集文をしっかり読んでいる人だと伝わり、安心感につながります。
できれば、自分の経験や得意なことと絡めて応募理由を書くのがおすすめです。
また、クライアントが企業の場合は、事前にホームページや発信内容をチェックして「共感したこと」をひとこと添えると、印象アップにつながります。
例1:テーマが子育てということで、自分自身の体験も活かせそうだと感じ、応募いたしました。
例2:事務職として資料作成やリスト作成などを行っていたため、今回の業務にもスムーズに対応できると思い応募いたしました。
例3:御社のホームページを拝見し、「〇〇という考え方」に共感しました。発信の方向性に惹かれ、ぜひお力になれればと思っております。
「なぜ私がこの案件を選んだのか」+「なぜ自分に合っていると思ったのか」を意識して書いてみましょう。
できること・関連する経験で信頼感を出そう
初心者のうちは「実績がない…」と不安になりがちですが、できることや過去の経験を伝えることで、しっかりと信頼感を与えることができます。
クライアントが知りたいのは、「この人に頼んで大丈夫そうか?」ということ。
過去の職種や生活の中での経験でも、案件とつながりそうな要素があればアピール材料になります。
「頑張ります」だけで終わらず、「〇〇の経験があります」「〇〇が得意です」といった具体的な情報を意識しましょう。
例1:事務職の経験があり、データ入力や資料作成などの作業には慣れています。
例2:前職で美容に関しての仕事をしており、コスメに関しては知識があります。
例3:個人でブログを書いていたことがあり、文章を書くことが得意です。
稼働可能時間・納期は具体的に
クライアントにとって「どれくらい働いてくれるか?」「いつ連絡が取れるか?」はとても大切な判断材料です。
具体的な曜日・時間を伝えておきましょう。
また、見やすいように箇条書きがおすすめです。
例:【稼働時間】
作業時間:平日10:00〜15:00 土日20:00~23:00(1日3〜4時間程度)
チャット返信:24時間以内に返信いたします
納期:ご指定に合わせて柔軟に対応いたします
やり取りへの姿勢で人柄が伝わる
実績が少ないうちは、「どんな人か」が伝わるような一文がとても大事です。
文章のトーンややり取りへの姿勢で、誠実さ・丁寧さを感じてもらえると好印象につながります。
例:丁寧な報連相と柔軟な対応を心がけております。
締めの一言は、返信しやすい印象でまとめる
最後は、「検討してみようかな」と思ってもらえるような、シンプルで礼儀正しい一言で締めくくるのが◎。
印象よく終わることで、クライアントも「とりあえず返信してみようかな」と思いやすくなります。
例:ご検討いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
クラウドワークス応募メッセージで初心者がやりがちな「落とし穴」とは?

「できる感」を盛りすぎて、期待とズレる
実績がないことをカバーしようとして、できもしないことを書かないことが重要です。
採用されたとしても、クライアントの中で期待値が上がりすぎてしまい、実際とのギャップにつながります。
その結果、信頼を失ったり、評価を下げてしまう可能性も。
また、納期についても「できます!」と無理して引き受けてしまうと、自分を苦しめる原因になります。
少し背伸び、でも嘘はつかない。無理しない。
そんなバランスが重要だと思います。
テンプレを使い回すと危険!「募集文を読んでない人」と思われる理由
クラウドワークスの案件には、「応募時に回答してほしい質問」や「必須の記載項目」があるケースが多くあります。
そこに触れず、テンプレをコピペしただけのような応募文だと、「ちゃんと読んでないな」と判断され、ふるい落とされてしまいます。
テンプレはベースとして使いつつ、毎回の募集内容に合わせて調整するのが大前提です。
応募数が少ないまま「通らない…」と落ち込む
初心者は20〜30件応募して1件通るくらいということも珍しくありません。
数件応募して通らなかったからといって、自分に問題があるとは限らないんです。
最初はなかなか結果が出ないのが普通なので、まずはどんどん応募してみることがなによりも大切です。
そのうえで、「なかなか通らないな」と感じたら、応募文やプロフィールを少しずつ改善していくことで、採用率がアップしていきます。
初心者でも通る応募メッセージに共通する、3つの小さなコツ

「初心者感」を出さない工夫をしよう
「初心者です」「初めてなので不安ですが…」とつい書きたくなりますが、クライアントに頼りなさを感じさせてしまうことがあります。
実績が少なくても、あえて初心者アピールはせず、自分にできることだけを自然に伝える方が◎です。
NG例:初心者で実績もありませんが、頑張ります!
OK例:実務経験は少ないですが、〇〇の経験を活かして丁寧に対応いたします。
誠実さ・丁寧さが伝わる言葉を意識しよう
大切なのは、丁寧な言葉づかいと、思いやりが伝わる文章です。
発注者は、「一緒に仕事がしやすいか?」を重視するため、安心してやり取りできそうな人かどうかを見ています。
実は、私も初めてのクライアントに「なぜ採用したのか?」を聞いてみたことがあります。
その時の回答がこちらです。
・稼働可能時間や連絡可能時間が具体的に記載されており、信頼性を感じたため。
・対応が誠実で、返信が早かったため。
このように、実績がなくても「この人なら安心してお願いできそう」と感じてもらえることで、採用につながることもあります。
初心者だからこそ、丁寧さや誠実さを意識して伝えてみましょう。
読みやすく、伝わる文章で書こう
どんなに内容が良くても、「読みにくい」「改行がなくてギッシリ」だと印象が悪くなります。
クライアントは、応募文を一人ひとりじっくり読むわけではありません。
だからこそ、パッと見て伝わる読みやすさがとても重要なんです。
・1〜2行で適度に改行する
・箇条書きを活用する
・結論を先に書く
といった工夫をすることで、内容がしっかり伝わり、読み手のストレスも減らせます。
初心者が迷いやすいポイントをQ&Aで解説

応募メッセージを書いているときだけでなく、応募欄の入力項目そのものにも「これってどうすればいいの?」と迷うことってありますよね?
ここでは、そんなよくある3つの疑問をQ&A形式でわかりやすく解説します。
Q1. 契約金額の欄には何を書けばいい?
A. 募集要項に金額が書いてある場合は、そのまま入力でOK。書いてない場合は、自分の希望金額を入力し、「ご相談可能です」と添えましょう。
たとえば、「1記事1,000円」など明記されている案件なら、そのまま入力すれば問題ありません。
また、「時給制」「金額記載なし」などの場合では、目安となる金額を入力しておきましょう。
その上で、メッセージに「相談によって決めます」とひとこと記載しておくのが◎
例:時給1,200円で入力しておりますが、柔軟にご相談可能です。
「勝手に決めて押し付けてくる人」にならず、相談姿勢を見せることで信頼感もアップします。
Q2. 源泉徴収の欄はチェックを入れるべき?
A. 基本的には「チェックを入れない」でOKです。
クラウドワークスの「源泉徴収あり」にチェックを入れると、クライアントが報酬から税金を天引きして支払う形になります。
ただし、クラウドワークスでこの形式を採用しているクライアントは少なく、チェックを入れないのが一般的です。
「源泉徴収あり」と明記されていない限り、チェックを外したままで問題ありません。
Q3. 応募時にこちらから質問してもいいの?
A. 明確に確認したいことがあればOKです。ただし「あれもこれも質問」はNG。
たとえば、納品形式が不明だったり、仕事内容にどうしても確認したい点がある場合は、応募時点で質問しても問題ありません。
ただし、この時点で複数の質問を一度に送るのは、クライアントにとって負担になることもあります。
実際には、応募に対して返信があった時点で、詳しい説明が送られてくる場合がほとんど。
本当に必要な場合を除いては、返信を待ってから、契約前に質問する方がスムーズです。
さいごに:応募しても返信がこない?クラウドワークス初心者が知っておきたいこと

「応募したのに返信がこない…」
「何件送っても通らない…」
そんなとき、落ち込んだり、自信をなくしてしまう方も多いかもしれません。
でも、不採用の場合、基本的に返信がこないのはクラウドワークスでは普通のことなんです。
もちろん丁寧に断ってくれるクライアントもいますが、返信がないからといって、「何か失礼だったのかな…?」と悩まなくて大丈夫。
最初はうまくいかないのが普通です。
私自身も「最初の1件が一番大変だったな」と思います。
だからこそ、1件1件の結果に一喜一憂するよりも、まずはたくさん応募してみることをおすすめします。
その上で、今回紹介したようなポイントを意識して、応募文を少しずつ見直していけば、きっと受注率は変わってきます。
ちゃんと考えて、丁寧に応募していれば、必ず見てくれるクライアントはいます。
必要なのは、少しのコツと、ほんの少しの継続。
まずは、気になる案件に一件、応募してみてくださいね。
