「フルタイムで働いていると、夕飯なんて作れないよ…」
そう思ったこと、ありませんか?
フルタイムで仕事を終え、子どもを迎えに行き、帰宅した瞬間から家の中はてんやわんや。
子どもは「お腹すいた」と泣き出し、部屋は散らかり、洗濯物は山積み。
そのなかで「今日の夕飯、何にしよう…」と考える気力なんて、もう残っていない。
「みんなはどうしてるの?」
「私だけが、こんなに夕飯が作れないのかな?」
そんなふうに思いながら、気づけば冷凍食品やお惣菜に手を伸ばし、罪悪感に押しつぶされそうになる。
でも、声を大にして言わせてください。
フルタイムで夕飯が作れないのは、あなたのせいじゃありません。
“ちゃんとやらなきゃ”という呪縛は、手放していいんです。
でも、いざラクする方法を探そうとしても、解決策が多すぎて、逆に迷ってしまいますよね。
「作り置きをしてみたけど続かない」「冷食を出すたびに罪悪感…」「栄養バランス大丈夫?」
そんな声も聞こえてきます。
・便利なものに頼るだけじゃなく、どう使えば自分の心がラクになるか。
・どうしたら子供の栄養の心配を少しでも軽くできるか。
そんな視点も含めて、つらいと感じる原因別の5つの解決策をお伝えします。
フルタイムで働くワーママは「夕飯が作れない日」があるのは当たり前。
でも、その日を「しんどい」で終わらせず、「まぁいっか」と笑える日常に変えるヒントを、この記事にまとめました。
夕飯が作れない、そんなプレッシャーで押しつぶされそうなあなたは、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
フルタイムで夕飯が作れないのは当たり前。“ちゃんと作る”をやめてラクになる

「夕飯作らなきゃ…でも何にも浮かばない」
「冷食ばっかりになってきて、子どもに悪い気がする」
そんな気持ちになるのは、あなただけじゃありません。
フルタイムで働いていたら、夕方の時間なんてビックリするほど一瞬で過ぎ去りますよね。
だから、「栄養」「手作り」「家族の健康」
そんな完璧な食卓を目指してもできないのが当たり前。
実は、SNSで「ちゃんとしてる風」に見える人も、どこかで完璧を手放しています。
- 副菜だけ手作り、あとは冷食
- 宅配のおかずに、冷凍野菜のスープを添えるだけ
そんなふうに、完璧じゃなくてもいいんです。
お惣菜の日も、
・子どもと一緒におにぎりを作ったり
・「今日は○○ちゃんの好きなぶどうあるよ〜」と声をかけてみたり
そんな楽しい雰囲気なら、子どもも喜びますよね。
“全部手作り”にこだわらない方が、子どもとの時間や心の余裕が生まれることも多いんです。
今は、便利なサービスやグッズもたくさんあります。
まずはちょっと使ってみるだけでも、暮らしはラクになります。
ラクをするのは、手抜きじゃない。
自分と家族のための時間を確保する、立派な選択肢です。
次のパートでは、そんな「しんどい」の中身を、あなたのタイプ別に分けて整理し、
少しでもラクになれるアイデアをご紹介していきます。
あなたはどのタイプ?夕飯が作れないと感じる5つのパターンと対策

「夕飯が作れない」といっても、そのつらさの理由は人によってさまざまです。
まずは、自分がどのパターンに当てはまるかを知ることで、ピッタリの対策が見つかりやすくなりますよ。
よくある5つのしんどさタイプと、それぞれに合った工夫をご紹介します。
パターン①:買い物がしんどい
・平日はスーパーに寄る時間も気力もない
・休日のまとめ買いも、荷物が多すぎて疲れる
・イヤイヤする子どもとの買い物がつらい
宅配を活用して、「買い物に行かない生活」に切り替える
コープやパルシステムなど、さまざまなサービスがあります。
私も、コープを利用しています。
きっかけは、子どもの離乳食のため。野菜のペーストが便利でよく利用していました。
でも実は、幼児食に移行したときに「もう必要ないかな?」と、一度退会していたんです。
しかし、実際にやめてみたら、毎日の買い物がとにかく大変で…。
結局また入会。今では「ないと困る」と感じるほど、頼りにしています。
牛乳や卵など、かさばるものは全部コープです。
冷凍のストックにもおすすめ。
とくに便利なのが、冷凍のみじん切りミックスとパラパラのひき肉です。
レトルトカレーにちょい足ししたり、オムライスを作ったり、手抜きご飯にピッタリ。
幼児食でも大活躍しています。
また、骨抜きのお魚など、大人も子どもも手軽に食べられるものが豊富です。
「今日はもう無理…」という日でも、冷凍庫にすぐ食べれるものがあるだけで、気持ちがずいぶんラクになります。
パターン②:手作りできないことへの罪悪感がつらい
・冷凍食品やお惣菜を出すたびに「これでいいのかな…」と感じる
・SNSで手作り料理を見ると落ち込む
・子どもにはちゃんとしたものを食べさせたいという思いが強い
“全部手作りしなきゃ”をやめたら、少し気持ちがラクになる
「なるべく手作りのものを食べさせたい」私もそう思っていました。
でも、仕事と家事に追われながら、毎日全部を手作りするのはやっぱり大変。
作り置きにも挑戦したけれど、休日が料理だけになってしまって、むしろ疲れるだけ…。
結果的に、私は挫折しました。
いまは、もっとゆるく手作りするスタイルに落ち着いています。
- 一品だけ手作り、もう一品は冷食
- 作れそうな日に少し多めに作って翌日に回す
-
スープやフルーツを添えて、ちょっと整える
それだけでも、十分“ちゃんとしたごはん”になります。
それでも「冷食ばかりはちょっと…」と思うかもしれません。
そんな人におすすめなのは、ミールキットでゆるく手作りする方法です。
たとえばオイシックスなどのミールキットは、食材がカット済みで、調味料も計量されていて、20分以内に完成できるものがほとんど。
おすすめポイント
・自分で火を通すから、「ちゃんと作ってる感」がある
・レシピを見ながら簡単に作れる、洗い物も少ない
・野菜もたっぷり使われていて、栄養面も安心
忙しくてもちゃんとした食事を家族に食べてもらいたい、そんな気持ちに応えてくれます。
「手を抜く」じゃなくて、「無理のない手作り」に切り替える。
そう思えるようになってから、ごはんづくりのプレッシャーがぐっと減りました。
パターン③:幼児食づくりがつらい
・大人と同じごはんが食べられない幼児期に苦戦中
・栄養や味付けに気をつけすぎて疲れている
・食べムラで毎日のメニューに頭を抱えている
子どもがよろこぶごはんで、ママも子どもも笑顔になる
離乳食が終わったあとの幼児食の初期は、一番大変かもしれません。
まだ大人と完全に同じものは食べられないし、味付けや栄養、食べムラにも毎回気を使う日々。
うちの娘も、3歳くらいまでは苦労しました。
取り分けレシピや薄味メニューを色々試しましたが、毎日はとても続きませんでした。
しかも、「ママと同じのがいい!」と言われることも多くて、
大人がお惣菜で済ませる日は、娘のごはんをどうしよう…と悩むこともありました。
そこで活躍してくれたのが、幼児食に特化した冷凍宅配の『mogumo(モグモ)』です。
おすすめポイント
・主菜・副菜が揃っていて、好きなものを選べる
・冷凍庫にスッと収まるサイズで、場所も取らない
・管理栄養士監修で、塩分や栄養も安心
可愛いパッケージやメニュー表まであり、自ら食べたくなる仕掛けがあるのがうれしいですね。
ママと一緒じゃなきゃイヤ!な娘でも、「これ、○○ちゃんのごはんだよ」と渡すと嬉しそうに食べてくれます。
幼児食の期間は、長いようで意外とあっという間。
頼れるものを頼りながら、ママも子どもも楽しくごはんが食べられることが一番です。
パターン④:栄養バランスが気になって頑張りすぎてしまう
・栄養が偏っていないか、毎日心配になる
・冷食やお惣菜を出すと、栄養不足じゃないかと罪悪感がある
・「ちゃんと食べさせなきゃ」が重荷になってきている
一食ごとに完璧な栄養バランスを目指さなくても大丈夫、という安心を
冷凍食品やお惣菜の日。
「野菜、足りないかな…」「タンパク質、これでいいのかな…」
そんなふうに、どこか落ち着かない気持ちになってしまうことってありませんか?
副菜を増やしたり、味噌汁に野菜を入れたり…と工夫していたけれど、
正直、毎日ちゃんと整えるのは無理がありました。
そこで栄養士さんに言われてハッとしたのが、
「1週間トータルで見てバランスがとれていれば大丈夫」という考え方。
今日はうどんだけど、明日はバランス整えよう。
こうやって、一食ごとに完璧を目指さないことで、気持ちがラクになりました。
それでも、やっぱりバランスが整ってないと不安…。
そんな人には、冷蔵で届く作り置きおかずの宅配サービスもあります。
・無添加・国産中心で管理栄養士監修
・子どもと一緒に食べやすい味つけ
・冷蔵だから解凍の手間もなく、すぐに食卓に出せる
冷食やお惣菜では無添加は難しいですが、これなら手間なく安心して食べられます。
冷蔵なので、冷凍庫を圧迫しないのもうれしいですよね。
平日のうち2~3日分整ったごはんがあると、びっくりするほど気持ちの余裕が生まれます。
たしかに「ちょっと高いかも」と感じるかもしれません。
でも、買った野菜を腐らせないようにレシピを考える日々を思い出すと、試す価値はあると思っています。
「毎日ちゃんと作らなきゃ」を手放したら、気持ちがふっと軽くなりますよ。
パターン⑤:献立を考えるのがつらい
・冷蔵庫の前でフリーズする
・「昨日なに作ったっけ…?」がよくある
・レシピを調べる気力すら残っていない
「考えないしくみ」を決めて、毎日の選択を減らす
仕事終わりの疲れた頭で「今日なに作ろう…」とゼロから考えるのは、思った以上に大きな負担になります。
だからこそ、考えないですむ仕組みを自分なりに用意しておくのがおすすめです。
たとえば…
- 月曜は「丼の日」、火曜は「麺の日」など、曜日ごとのルールを作る
- 新しいメニューには挑戦しない。鉄板メニューをローテーション
せっかく作ったのに、子どもに「食べない」と言われるとがっかりしますよね。
これなら食べるっていうメニューを食材ごとに持っておくと、考える手間も減らせます。
考えなくても回る仕組みができると、少し疲れている日でもごはんが自然に準備できる安心感があります。
夕飯だけの問題じゃない。“やらないこと”を決めるとラクになる

「夕飯がつらい」
そう感じるとき、原因は本当に“夕飯だけ”でしょうか?
実は、夕飯づくりがしんどくなるのは、他の家事・育児でも完璧を求めすぎていることが原因かもしれません。
だからこそ大切なのは、夕飯をうまくやるテクニックだけじゃなく、暮らし全体を見直すこと。
たとえば、こんな風に「手放す」だけでラクになることも
- 洗濯は畳まなくてすむ仕組みをつくる
- 掃除は「気になったときだけ」でいい
- 週1で“ごはんを作らない日”を決めておく
- 子どもとのお風呂はシャワーだけにしてみる
- 食器洗いは食洗機にする
「どうやって夕飯をラクにするか」ではなく、
「何をがんばりすぎてるか」を見直すことが、根本の解決につながります。
フルタイムで働いて子育てしている。
それだけで十分にすごいのに、「夕飯まで完璧に」なんて、できなくて当たり前です。
まずは、「もうやらないこと」を一つ決めてみる。
それだけでも、子どもが寝た後の時間に、少し心の余裕ができるかもしれません。
おわりに:ちゃんと作ることじゃなく、「笑って食べられる」が一番

「ちゃんと作らなきゃ」
「栄養バランスを考えなきゃ」
「手抜きって思われたくない」
そんなふうに、毎日夕飯に疲れきっているママたちがたくさんいます。
でも本当に大切なのは、完璧なごはんじゃないのかもしれません。
冷凍うどんでも、おにぎりだけでも、
「今日も一緒に食べられたね」って笑えることの方がずっと大事。
無理して作ったごはんより、ママの笑顔の方が、子どもにとっては大切だと感じています。
今日も、あなたはよくがんばっています。
惣菜に頼った日も、野菜が少なかった日も、「なんとか今日を乗り切った」それだけで十分です。
どうか、自分を責めないで。
そして、ちゃんとがんばってる自分に、こう言ってあげてください。
「今日も、よくやったね」