歯科衛生士で、一児のママ。
在宅ワークで月収30万円を目指して奮闘中です!
「歯科衛生士の資格を活かして在宅ワークなんて、そんな都合のいい働き方あるのかな?」
そんなふうに思っていませんか?
歯科衛生士の仕事はやりがいがあり、自分の資格に誇りを持っている人も多いはず。
その一方で、長い勤務時間、休みの融通が利かない現実、そしてなかなか上がらない給料に、もどかしさを感じているかもしれません。
職場の人間関係や、毎日の立ち仕事による体力の限界など、さまざまな「働きにくさ」を感じている方もいますよね。
実は、私も歯科医院での働き方に限界を感じていました。
子育てとの両立が難しくなり、歯科医院を退職。
「このままずっとこの働き方を続けるのか?」という不安もありました。
「せっかく取った歯科衛生士の資格、違う形で活かせないだろうか?」
「もっと自由な働き方はないのか?」
そう思っていたとき、出会ったのが「在宅ワーク」という新しい働き方でした。
パソコンさえ使えず、ビジネスマナーにも自信がない。
そんな私でも、歯科衛生士の資格と経験だけを強みにして月5万円を稼げるようになりました。
この記事では、
・歯科衛生士が在宅でできる仕事内容と働く方法
・在宅ワークの具体的な始め方
・在宅ワークを始めて、生活と気持ちがどう変わったのか
といった、歯科衛生士が在宅ワークを始めるために必要な情報を全て盛り込みました。
「在宅ワークをしてみたいけど不安…」という歯科衛生士のあなたが、一歩を踏み出すきっかけになればうれしいです。
なぜ今、歯科衛生士が在宅ワークできる時代なのか?

「歯科衛生士は歯科医院で働くしかないんじゃないの?」
そう思っている人も多いはず。
しかし、今はさまざまな変化により歯科衛生士でも「在宅ワーク」ができるようになりました。
その背景を3つお伝えします。
歯科医院がWebでの「情報発信」に力を入れるようになったから
今、多くの患者さんは歯医者を選ぶ際に、まずインターネットやSNSで情報を検索します。
「クリニックの選ばれ方」が変わり、ただ看板を出しているだけでは患者さんに届かない時代になってきたのです。
このような患者さんのニーズに応えるため、歯科医院側も、Webサイトやブログ、SNSなどに力を入れるようになりました。
実は、そこに歯科衛生士のスキルが強く求められるようになっています。
その「情報発信」には歯科衛生士の「専門性」が不可欠だから
歯科医院がWebで情報を発信する際、ただ一般的な情報を掲載するだけでは、多くの人には響きません。
私たち歯科衛生士は、現場で得た知識や経験があるからこそ、患者さんに響くコンテンツが作れるのです。
歯科医院側も、歯科の知識のない人に依頼するより、話の分かる歯科衛生士に依頼するほうが安心感があります。
また、発信には「誰が書いたか」という専門性が求められる時代。
歯科衛生士という資格が、「専門家」として評価されます。
そのため、「初心者OK」の案件の中でも資格があることで、単価が高くなることもあるんです。
「働き方を選べる時代」に変わったから
以前は、歯科衛生士の働き方は「歯科医院に勤務する」ことが一般的でした。
しかし、今は個人の状況に合わせてさまざまな働き方が選べる時代へと変化しています。
フリーランスとして独立したり、副業として収入を得たりすることが、より身近になりましたよね。
コロナ禍以降、テレワークや在宅ワークの幅も広がり、仕事の数も増えてきました。
こうした、社会全体の働き方の変化は、歯科衛生士にも影響しています。
「現場で働く」以外の選択肢がどんどん広がっているのです。
歯科衛生士が選べる在宅ワークの働き方

歯科衛生士として在宅ワークといっても、実はさまざまな働き方があります。
自分のライフスタイルや目標に合わせて選べるのが魅力です。
副業としてすきま時間に始める
本業の歯科医院で働きながら、空いた時間にちょっとだけ。
「休みの日に1〜2時間だけ」「夜に自宅でできる範囲で」という始め方です。
「まずはやってみたいけど、いきなり本業にするのは不安…」という方におすすめ。
本業に支障が出ない範囲で、副収入を得られます。
フリーランスとして本業にする
在宅ワークである程度の収入が見込めるようになれば、フリーランスとして独立し、在宅ワークを本業にする選択肢も出てきます。
自分で仕事を選び、働く時間を決められるため、ライフワークバランスを重視したい方や、子育て中のママさん歯科衛生士にも最適です。
ただし、収入が安定するまでは時間がかかる可能性があるため、計画的な準備が必要です。
時短・テレワークOKの求人を探す
最近では、歯科衛生士の専門知識を持つ人材を、時短勤務やテレワークで募集する求人も少しずつですが増えてきています。
歯科系メディアや医療系の企業で、「在宅勤務OK」「週3日・時短可」といった求人が見つかることも。
採用サポートやカスタマー対応など、資格を活かしつつ事務寄りの業務もあります。
「安定した雇用の中で、在宅で働きたい」という方にぴったりです。
業務委託で「単発・短期の仕事」を受ける
正社員やパートのように「会社に雇用される」のではなく、「特定の仕事だけを、一時的に引き受ける」働き方です。
毎週決まった時間に働くのは難しいけれど、
「1回だけ」「空いている日だけ」ならできそう…という方におすすめです。
例えば、「この歯科医院のブログ記事を1本だけ書いてほしい」とか、「新商品のSNS投稿を3ヶ月間だけ手伝ってほしい」といった、期間や内容が決まった仕事を請け負います。
副業やフリーランスとして在宅ワークをする際にも、最も利用する機会の多い契約形態の一つです。
この単発・短期の仕事から始めて、徐々に継続的な案件や、高単価の仕事へとステップアップしていく歯科衛生士さんもたくさんいますよ。
歯科衛生士が在宅でできる仕事3選

ここでは、私が実際に経験したり、周りの歯科衛生士が活躍している在宅ワークを3つご紹介します。
それぞれの仕事内容に加えて、「始めやすさ」「資格の活かし度」「単価」の目安もまとめました。
Webライター(歯科・医療ジャンル)
Webライターは、歯科医院のブログ記事や、歯や健康に関するコラム、歯ブラシやケア用品の商品紹介など、Web上の記事を執筆する仕事です。
具体的にどんな作業をするの?
・依頼されたテーマについての情報収集
(例:歯周病予防、ホワイトニング、矯正など)
・収集した情報や経験を元にした記事の構成・執筆
・歯科衛生士の資格を活かした、記事の監修
「文章を書くのが苦手…」という人でも、患者さんにわかりやすく説明してきた経験を活かすことができます。
専門用語をわかりやすく、実際の治療やケアの流れを伝える力が求められる仕事です。
難しいスキルがなくても、比較的始めやすいのが特徴です。
始めやすさ:★★★★☆
資格の活かし度:★★★★★
単価:1記事3,000〜10,000円前後(内容や文字数による)
SNS運用サポート(医院・企業のアカウント代行)
InstagramやX(旧Twitter)などを使って、歯科医院や医療企業の情報発信をサポートする仕事です。
「SNSをやりたいけれど、手が回らない」という医院が増えており、ニーズが高まっています。
具体的にどんな作業をするの?
・アカウントの作成
・投稿作成
・コメントへの返信やDM対応のサポート
・公開前の内容チェック(専門的な視点で)
「どんな投稿なら患者さんに伝わりやすいか?」「どんな情報が響くか?」という視点は、現場経験者ならでは。
「SNSなんて趣味でしか使ってない…」という人でも、他の投稿例を見てコツを覚えれば、十分スタートできます。
始めやすさ:★★★☆☆
資格の活かし度:★★★★☆
単価:月5,000〜30,000円(投稿頻度や内容により変動)
オンライン秘書・事務サポート
歯科医院の院長先生や、フリーランス歯科医師・歯科衛生士を支える“縁の下の力持ち”的なポジションです。
パソコンを使って、事務やサポート業務をオンラインで行います。
具体的にどんな作業をするの?
・Zoom会議などの議事録作成
・スタッフの採用に関わる事務サポート
・治療説明の資料整理や簡単な資料作成
・メール対応やスケジュール管理
・企業のカスタマーサポート
医療用語がわかる、医院の流れがわかる、という点で歯科衛生士の経験は大きな武器。
ある程度のパソコンスキルが必要ですが、業務の内容はさまざまで、働きながら身につけていくことも可能です。
始めやすさ:★★☆☆☆(慣れは必要)
資格の活かし度:★★★☆☆
単価:時給1,000〜1,800円前後(実務内容により差あり)
在宅ワークの始め方|月5万円までの道のり

「よし、やってみよう!」と思っても、いざ始めるとなると何から始めればいいか迷いますよね。
そこで、私が最初の在宅ワークの仕事(SNS運用サポート)を受注し、
月5万円を稼げるようになるまでにやったことをステップごとにご紹介します。
今回は、「企業に就職する」ではなく、「業務委託」として案件を受ける副業・フリーランスの働き方です。
ステップ1:クラウドソーシングサイトに登録する
まず最初にしたのは、クラウドソーシングサイトへの登録です。
私が登録したのは、クラウドワークスというクラウドソーシングサイトでした。
仕事をお願いしたい企業・個人と、仕事をしたい人をつなぐ“お仕事マッチングサービス”です。
登録は無料。メールアドレスと簡単なプロフィールを入力するだけで、すぐにスタートできます。
また、知人に声をかけたり、自分の医院のSNSを運用することから始めるパターンもあります。
「クラウドソーシングって何?」という方はこちら▼

ステップ2:プロフィールで自分をアピール
プロフィールは、クラウドソーシング上での「名刺」や「履歴書」のようなもの。
この書き方次第で、仕事が取れるかどうかが大きく変わってきます。
私が重視したポイントはこちら
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歯科衛生士としての職歴・経験年数
→「〇年勤務し、予防処置や患者説明を中心に担当」など具体的に記載 -
得意分野・専門性
→「ホワイトニング」「予防歯科」など、自分の強みを明確に -
伝える力のアピール
→ 「専門用語をわかりやすく説明する力」を、実体験ベースで伝える -
責任感・丁寧さ
→ 納期を守ること、丁寧な対応への姿勢を一文添えるだけでも印象アップ
「プロフィールの書き方が知りたい」という方はこちら▼

ステップ3:初心者OKの“経験が活かせる仕事”を探す
実績がないうちは、「初心者歓迎」「未経験OK」の中から、
歯科衛生士としての知識が活かせそうな案件を探しました。
クラウドソーシングサイトで、「歯科医院」「クリニック」などと検索して探すことができます。
私が初めて受けた案件は、歯科医院のInstagram投稿を作る仕事。
まだあまりスキルもない状態でしたが、歯科衛生士の資格が評価され、採用していただけました。
そこから、歯科衛生士監修のブログ記事の執筆(Webライター)など、他の歯科・医療ジャンルの案件にも積極的にチャレンジしていきました。
「SNS運用代行の始め方が知りたい」という方はこちら▼

ステップ4:継続+スキルアップで信頼を積み重ねる
最初の仕事をきっかけに、在宅ワークのチャンスは少しずつ広がっていきました。
私が意識していたこと
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丁寧な仕事: 納期を守り、求められた以上の仕上がりを目指す
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報連相の徹底: 依頼主とのやりとりは、こまめかつ誠実に
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フィードバックを活かす: 修正依頼が来たら素直に受け止め、次に反映
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スキルを磨く: SNSの最新トレンドや、Webライティングの基礎も少しずつ学習
こうして丁寧な対応を積み重ねていくうちに、最初の歯科医院のSNS投稿作成の案件が継続的な仕事につながりました。
そこから、歯科医院以外の案件もいただくことができ、歯科衛生士の資格以外の働き方の選択肢も広がっています。
そして、気づけば月5万円の収入を達成。
歯科衛生士の資格を、まったく違う形で活かす新しい働き方を実現しています。
在宅ワークを始めて、生活と気持ちがこう変わった

時間の自由とゆとりが生まれた
朝、満員電車に乗る必要がなくなりました。
通勤時間がゼロになるだけで、1日が自分のものになる感覚が生まれます。
朝はゆっくりコーヒーを飲んだり、ストレッチをしたり。
日中に家事を済ませて、気分転換に散歩へ出かけることもできます。
夜も「残業で遅くなるかも…」という不安がなく、
自分のペースで仕事を進められる。
その結果、精神的なゆとりが格段に増えました。
心と身体のストレスが驚くほど軽減された
職場での人間関係のストレス、長時間の立ち仕事、疲労感…。
以前は当たり前だったこうした負担が、在宅ワークで一気に減りました。
自分のペースで仕事を進められるため、ストレスを感じることが格段に減り、心穏やかに過ごせる時間が増えました。
家族との時間を大切にしながら働けるようになった
もし今も歯科医院で働いていたら、
子どもが熱を出しても簡単に休めず、「また?」という空気にも耐えなければならなかったと思います。
でも、在宅ワークなら、朝早く・夜の寝かしつけ後・お昼寝中など、子どものリズムに合わせて働くことが可能です。
平日の幼稚園の行事にも無理なく参加でき、
家族との時間を諦めなくていい働き方に出会えました。
まとめ|歯科衛生士でも在宅ワークはできる

「歯科衛生士は歯科医院で働くもの」
私も、ずっとそう思っていました。
でも実際には、歯科衛生士の資格を持っていても、現場から離れてしまう人がたくさんいます。
その理由はさまざまです。
長時間勤務、休みの融通が利かない、体力的につらい、人間関係のストレス…。
歯科医院での「働きにくさ」に悩んでいる歯科衛生士は多いのです。
私自身も、育休が取れずに妊娠を機に退職し、復職できずにいました。
そんな私に、在宅ワークという新しい働き方は、歯科衛生士の資格の可能性を大きく広げてくれました。
「歯科医院ではもう働きたくない。でも、せっかく取った資格を活かしたい」
そんなあなたにこそ、在宅ワークは本当におすすめしたい働き方です。
私もまだまだ、在宅ワークで安定収入を得る挑戦を始めたばかりです。
正直、今はまだ大きな収入を得ているわけではありませんが、それでも在宅ワークを始めて本当によかったと心から感じています。
あなたがもし、今の働き方に悩んでいて、在宅ワークに少しでも興味があるなら、
ぜひ私と一緒に新しい一歩を踏み出してみませんか?